杏林大学整形外科
Department of Orthopaedic Surgery Kyorin University Graduate School of Medcine,


診療・治療
当院への受診をお考えの方へ

外来紹介受診方法 交通アクセス
膝・肩関節 骨軟部腫瘍 股関節・小児整形 外傷・高度救命救急センター(TCC)

外来

整形外科 脊椎・脊髄外科センター

対象疾患

  • 脊椎・脊髄疾患
  • 関節疾患
  • 骨軟部腫瘍
  • 骨粗鬆症(骨代謝疾患)
  • 骨折関連疾患
  • スポーツ外傷関連疾患

外来紹介受診方法
当院に初めて来院される方へ

紹介状をお持ちください
当院は高度医療を提供する「特定機能病院」として厚生労働省から認定されております。
当院を受診される場合は原則として他の医療機関からの「紹介状(診療情報提供書)」が必要です。また、当院は地域の医療機関と密接な連携を図っており、ご自身の診療が円滑に行われるためにも、ぜひ、ご持参下さるようお願いいたします。
詳しくは、杏林大学附属病院ホームページ<→地域医療連携室のご案内>をご覧ください。

紹介・予約の申込方法
予約申込につきましては、原則かかりつけの医療機関を通してお申込みして下さい。
患者様から直接ご予約される場合は、杏林大学附属病院予約センターにご連絡ください。
詳しくは、杏林大学附属病院ホームページ<→外来診療のご案内>、<→受診手続き>をご覧ください。

外来スケジュール
外来スケジュールの詳細は、杏林大学附属病院ホームページ<→整形外科>、<→脊椎・脊髄外科センター>をご覧ください。


交通アクセス

所在地 〒181-8611 東京都三鷹市新川6-20-2

詳しくは、杏林大学附属病院ホームページ<→交通アクセス>をご覧ください。


脊椎・脊髄班、脊椎脊髄外科センター

 市村教授をはじめ、長谷川雅一、高橋雅人、佐野秀仁、長谷川淳の日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科指導医5名を中心とした態勢で診療にあったております。年間手術件数は250例を超え、読売新聞に掲載された「病院の実力」で、杏林大学整形外科の脊椎診療実績は全国でもトップクラスにランクインされております。
 脊椎・脊髄センターをはじめ、骨粗鬆症外来、脊椎再診外来といった、専門性の高い外来と、高度救命センターが機能して、脊椎脊髄病に対する質の高い医療を提供しております。スタッフの充実に伴い、急性麻痺や、3次外傷などの緊急手術を必要とする症例に速やかに、また容易に対応することが可能です。
 教育面では毎週火曜日に脊椎、脊髄症例検討会を行っており、毎月第2火曜日は症例検討に加え、抄読会、Labo meeting、Mortality and morbidity conferenceを行っています。関連病院の医局員や外部の医師も参加できます。


膝・肩関節

 佐藤行紀が担当し、肩関節は坂倉健吾が担当しております。
 膝関節手術は人工膝関節置換術(TKA)約80例、関節鏡視下前十字靭帯(ACL)再建術が約20例、半月板縫合・切除等の関節鏡視下手術が約50件となっております。
 TKAは年々増加傾向にあります。2009年より、杏林大学式の人工関節を臨床応用し、300例を超える症例数となっております。動態解析等の基礎実験を行い、今後の成績向上をめざしております。
 肩関節の主な治療(手術)は腱板断裂に対する鏡視下腱板修復術、反復性肩関節脱臼に対する、鏡視下Bankart修復術、肩関節拘縮に対する関節鏡視下受動術等です。年間約40~50例の手術を行っております。多摩地区では肩疾患に対する対応とその手術を行っている施設は多くはなく、今後も症例数の増加が予想されます。


骨軟部腫瘍

 外来診療は森井健司准教授(木)、青柳貴之(土)が専門外来を行っております。おかげさまで近隣の開業医先生方、杏林の関連病院、多摩地区の各病院などから、極めて多数の骨・軟部腫瘍の患者様を御紹介いただいております。
 手術は良・悪性含め年間約150例行っております。また、悪性骨・軟部腫瘍に対する化学療法を約15例行っております。
 それらの治療成績は2006年4月から2010年8月までのデータで、カプランマイヤー法による3年累積生存率は全体で80.8%、うち骨腫瘍は66.6%、軟部腫瘍は82.8%でした。
 また、整形外科、病理診断部、放射線科の合同カンファレンスを月1回行い、院内の連携も図っております。


股関節・小児整形

 股関節疾患の診療は、小寺正純講師、井上功三朗の2名を中心に行っております。平成22年度の手術件数は、人工股関節置換術(THA) 77例、人工股関節再置換術 7件、Chiari骨盤骨切り術1件、Chiari骨盤骨切り+大腿骨外反骨切り術 1件、小児の大腿骨頭すべり症に対する大腿骨屈曲骨切り術 1件、ピンニング 4件、その他2件です。
 THAは年々増加傾向にあり、外傷以外の股関節手術のうち約90%をしめております。
 現在当院ではTHAの平均入院期間は約2週間で、再置換術でも2~6週間となっており、より短い入院期間で、術直後より良好な成績が得られるようになっております。
 また股関節班は小児整形も担当しており、新生児の内反足や先天性股関節脱臼等にも対応しております。


外傷・高度救命救急センター(TCC)

 高度救命救急センターという特性上、昼夜を問わず重症患者が搬送され、その中には整形疾患も多数含まれます。
 2010年度のTCCへ搬送された整形外傷患者は107例で、内訳は骨盤骨折11例、脊髄損傷14例、四肢骨折68例(解放骨折6例)、ガス壊疽を含む重症感染4例、コンパートメント症候群2例、その他8例です。うち42例に手術が施行されました。
 整形外科での外傷手術は182例施行され、内訳はコンパートメント症候群4例、上肢骨折81例、下肢骨折69例、骨盤4例、脊椎骨折5例、感染3例、抜釘20例でした。
 外傷は稲田(TCC)、大畑(整形外科)が中心となり診療を行っております。TCCにおいては脊髄損傷例が増加傾向にあり、脊椎。脊髄診療班と連携し、手術・周術期管を行っております。